ペレットストーブのデメリットを検証してみた!

ピアツェッタ/ライン

 



検証!ペレットストーブのデメリット。

薪ストーブは一般的になってきましたが、ペレットストーブはまだまだマイナーな存在。

実は、暖かさは薪ストーブ並みで、手軽さは石油ファンヒーター並みの優れモノの暖房なのです。

欧州ではその手軽さと暖かさやデザイン性から年間60万~70万台ほど販売されています。

新築時や既存暖房の買い替えに際し、暖かさやエコといった観点から是非とも使っていただきたい暖房なのですが、使用するに当たってメリットは何か?デメリットは無いのか知っていただきたいので、今回は客観的かつ公平?に検証をしてみます。(笑)

vellavista



第1の検証 ペレットストーブの重量

PIAZZETTA P958

ペレットストーブの重量は軽い機種で70㎏程度、重い機種で270㎏あります。

平均的な重さは140㎏位でしょうか。

この重さがあるので、石油ファンヒーターのようにオフシーズンに物置に片付けるといった事は原則出来ません。

つまり、オンシーズン・オフシーズン問わず、一度設置したら1年中置きっぱなしという事になるのです。

ですので、インテリアにマッチしたストーブを選びというのも非常に大切な要素となります。

検証結果 ⇒ × 灯油ファンヒーターの様にオフシーズンに片付けが出来ない。



第2の検証 ペレットストーブの大きさ(寸法)

上記写真の様に部屋のコーナーに設置する場合、半畳(約90㎝×90㎝)程度の設置スペースが必要になります。

最近人気のある面積の小さいコンパクトな住宅にペレットストーブを設置する場合、居住スペースが奪われてしまうという事になります。

また、ストーブ自体が高温になりますので、小さいお子様がいるご家庭はストーブ用の柵の設置が必要になり、更に居住スペースが削られるという事になります。

オルガ501X-01

※上写真の様に壁からの出っ張りが少ない薄型タイプもあります。

検証結果 ⇒ × 設置スペースが必要なので、設置場所が限られてくる。



第3の検証 取り付け工事が必要

ペレットストーブは専門業者による設置工事が必要になります。

通常の設置であれば1日ですが、当店推奨の全館暖房システム等の付属工事が発生する場合は2~4日程度の工事日程となります。

その期間は通常生活が制限される可能性があります。

煙突が伴う設置の為、一度設置した場所からその日の気分で変更することは出来ません。

また、設置場所によっても家全体の暖かさも変わってきますので、工事日数とは別の設置前の打ち合わせ時間が必要になってきます。

リンカル Perla514S-03

検証結果 ⇒ △ 専門業者の取り付け必要。事前相談・打ち合わせも必要。



第4の検証 暖かさ

ペレットストーブの魅力の一つとして【あたたかさ】があるのではないでしょうか。

薪ストーブと同様に、燃焼器具そのものが室内にありますので、ストーブ自体が発する輻射熱が壁や床・天井といった建材を暖めてくれ、家全体が暖かくなるのです。

ペレットストーブ PIAZZETTA LINE

また、輻射熱は身体の芯から暖めてくれるので、病気に掛かりにくい身体をつくることにも繋がります。

事実、当店のお客様もペレットストーブを導入してから風邪をひかなくなったという方がほとんどです。

ペレットストーブを導入してカカトのひび割れが治った方のブログはこちら。

当店おすすめの全館暖房システムはこちらをクリック

検証結果 ⇒ ◎ 暖かさは石油ファンヒーターを遥かに超える異次元レベル。これ1台で家全体が暖かくなります。



第5の検証 導入費用(ストーブ費用)

現在、日本で販売されているペレットストーブは主に国産と欧州製と北米製。

シェアは国産ストーブが高く、価格は外国産が高めです。

最大出力やストーブの外装材の素材の違いにより、本体金額が30万円台前半から100万円を超える幅がありますが、高価格帯になればなるほど高品質の部品を採用しているので静音性や製品寿命は長くなる傾向にあります。

本体金額の他に煙突料金と設置費用が掛かってきますので、30万円の機種だとトータルで、40万円台後半のトータル金額になってしまいます。

備え付けのFF式ファンヒーターと比べても割高にはなりますが、暖かさの種類が違うので単純に比較が出来ないところが難点。

積水ハウス ペレットストーブ

検証結果 ⇒ △ 床暖房と比べると割安な面もあり。



第6の検証 暖房費用

アパート住まいの方や昔ながらの和風住宅の場合、局所暖房が主ではあると思います。

局所暖房とは、居間やキッチンといった人が常に居る場所だけを暖める暖房方式です。

テレビを見て食事をする居間にコタツと石油ファンヒーターを置いて生活をする、といったイメージです。

この場合、真冬でも暖房費用が数千円/月程度で収まりますが、今風のLDKが一体となった間取りでは、石油ファンヒーター1台ではとても賄いきれません。

この様な暖房計画を行ってしまうと別の暖房を追加するという事になり、暖房費用も数千円/月では収まらなくなります。

当店のお客様のペレットストーブの暖房費(ペレット燃料)は、メイン暖房で朝昼使用した場合6~7万円/年間程度です。(35坪前後の住宅で算出)

扉を開けっぱなしにすれば、2階もヒートショックの無い暖かさの家が出来ます。

ペレットストーブと同じような暖かさを石油ファンヒーターで作り出そうとすると、上記金額の倍以上の値段が掛かってしまうのではないでしょうか。

検証結果 ⇒ 〇 家全体をあたためるのであればペレットストーブのほうがメリット有り。



第7の検証 その他

その他事項として、ガス・石油・電気といった化石燃料を使った暖房の場合、燃料価格が為替や産油国の情勢・気象条件に大きく左右されるという事です。

冬の寒さや中東情勢によって原油価格が跳ね上がることはご存知だと思います。

これも日本がエネルギーを海外からの輸入に頼っているためです。

勿論、ペレットの生産にも電気は使いますが、直接燃焼させるガスや石油に比べれば僅かなものなので、ペレット価格は比較的安定していると言えます。

手間といった点では、ペレット燃料の補充や灰掃除が発生します。

備え付けの灯油タンクやガスの場合は、機器への補充の手間が発生しません。

(個人的には大した手間ではないと思っています)

ペレットストーブは電気が必要です。これは快適性を確保するためにも必要です。

電気を使うことで、タイマー機能が使えたりします。

ペレット燃料とは別途必要ですが、金額は月に300~700円程度になります。

検証結果 ⇒ 〇 ペレット価格は安定的に推移している燃料です。



結論!

最終的にどんな暖房を選ぶかは、人それぞれの住宅に求める価値観や世界観といった部分になってしまいます。

しかし、言葉・文章では伝えきれない癒し・火の暖かさ、部屋に火がある事のステータス性といった点では、ペレットストーブ(薪ストーブも!)以外では考えられない点です。

長野県の寒さを考えると1年の半分は暖房にお世話になるので、暖房の種類に関しては十分な検討・検証が必要だと思います。

結論としては、暖かさを求めるならペレットストーブ!これしかないですね。

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ペレットストーブのデメリットを検証してみた! への1件のコメント

  1. 小川康隆

    自分広島の山奥に住んでます。スキー場も近くに有るのですが、、、と言う事はかなり雪も降る所なんですが、灯油ファンヒーターでは消すとすぐに冷える。
    薪ストーブの導入も考えましたが安全面で不安、山があるので薪も作れるのですが何かと、、、
    そこでペレットストーブはどんな物かと思い。
    人間若くはならないのでペレットストーブなら良いのかと。雪が降るとマイナス10℃はざらなのでストーブはつけっぱが多くて灯油もすぐに無くなる様な感じなので。
    実際ペレットストーブはですか❌ですか?

    返信

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