薪ストーブに憧れ導入をしてみたものの、実際の薪作りの大変さや、着火作業の煩わしさ、はたまた実際に薪を買った場合のコストの高さから「薪ストーブはもう無理~」「年に数回しか使わなくなった」となっている方は非常に多いかと思います。
今回はお施主様がある程度ご高齢になられ、薪作りが大変になってきたため薪ストーブからペレットストーブに変更された方のご紹介です。
H様は、二十数年使用された薪ストーブも薪の調達の大変さが身に染みてきたため、数年前から気になっていたペレットストーブへの買い替えを今回ご決断されました。
薪ストーブを諦め、石油系や電気系の暖房に変更されるのは当店からすると、モッタイナイ👻が出るくらいとてもモッタイナイこと。
というのも、薪ストーブの煙突は屋根上まで立ち上がっているので、ペレットストーブでも発生する煙や煤・臭いで近隣に迷惑を掛け難くなるからです。
もちろん、ペレットストーブは薪ストーブよりもご近所迷惑は罹り難いのですが、より一層いやほぼ皆無になるのです。
それと屋根上まで立ち上げることで、逆火の可能性も皆無になりほぼ良いことだけなのですが、薪ストーブと違い煙突からの放熱はほぼ期待できませんので、この点はご承知おきください。
理由はペレットストーブ自体の排煙温度が薪ストーブより低いことと、煙突径がペレットストーブは80㎜に対し、薪ストーブの多くは150㎜なので、薪ストーブの煙突に流入した時点で排煙温度が薄まり低くなってしまうからです。
煙突はペレットストーブ用から薪ストーブ用への変換アダプターを特注で制作し、既存薪ストーブの煙突は途中で支持金具を入れて補強をしました。(サイズもドンピシャ、西條さんありがと~う)
設置完了後はこのようになりました。
高さの低い薪ストーブから高さのあるP158への変更となり、ちょっとした違和感が無くもないですが、PIAZZETTA社の特徴の温風下吹き出しの魅力は捨てがたいですね。
薪ストーブの暖かさは魅力的、でも薪の調達は無理という方!
既存の薪ストーブ煙突を使ってペレットストーブライフを始めませんか?