ガソリン・灯油価格が高騰中
GWが終わってガソリン価格が下がると思いきや、更なる高騰を続けていますね。
日本は原油をほぼ輸入に頼り、中東からの輸入が80%以上となっています。
世界的に政情不安があると価格が一気に跳ね上がるのは毎回の事なのに、国会では相変わらずモリカケ問題ばっかりです。
8億値引きとか、お友達を優遇とか、原油価格の高騰で日本全体の負担増に比べれば大した問題では無いと思うのですが、皆さんどのように思われますか?
国の根幹に関わるエネルギー問題なので輸入先の地域や国を分散させ、リスク回避するべきなどといった議論をしてほしいところです。
エネルギーは国内にもあります。
日本はエネルギーのない国、だから輸入をしないといけないと教えられてきました。
しかし、それは電気エネルギーのはなし。
熱エネルギーは国内に豊富にあり、しかも使われていないまま放置されているのです。
熱エネルギーとは、暖房や給湯(キッチンやお風呂のお湯)で使うエネルギーの事。
山に囲まれている長野県の場合、その山の森林を燃焼させて暖房や給湯に使うことが出来るのです。
これがエネルギーが国内にもある理由です。しかも豊富に・・・。
木材(バイオマス)で発電は間違った方向
では、その豊富にある木を使って発電すれば~となるのが日本の悪いところ。
電気は停電させないように常に余剰分も供給しないといけないのです。
つまり、使わない電気も常に数%発電しなければならないのです。
照明やテレビ・PCで使う電気は電気エネルギーで、暖房や給湯で使う熱エネルギーは木質系や灯油やガスで行うのが無駄のないエネルギーの使用方法だと思います。
ですので、使わない分も発電しないといけない木材(バイオマス)発電は無駄な木材を燃やしていることになります。
頼りきるのが問題なのです。
普段我々が行っている商行為も、相手に頼り切ると緊張感が無くなり、質が悪くなったり価格が上昇したりするのは経験でお分かりかと思います。
エネルギーに関しても、まずは自国で少しでも供給出来るようにしていき(輸入を減らし)、一地域や一国からの輸入を減らす努力が必要です。
冬期の暖房も電気や灯油・ガスといった化石燃料に頼ることなく、薪ストーブやペレットストーブを普及させ、冬期の化石燃料の需要を減らす事が必要なのです。
当然電気は使います、でも安定はしています!
木質ペレットや薪も生産時は電気やガソリンは使います。
木の伐採でチェーンソーや重機を使うし、ペレット製造時には製造機械を動かす電気は必要ですが、割合としては電気や灯油・ガスをそのまま燃焼させるだけのエネルギーよりも割合は少ないのです。
という事で、ペレットや薪が原油に比べて安定した燃料だという事がお判りいただけましたでしょうか。