今流行っている全館空調って必要なのか?
全館空調が流行りのようで、車で走っていても野建て看板やら工事現場のシートやら結構宣伝しております。
(当店おすすめのペレットストーブによる全館暖房のことではありません。)
なるべく文明の利器に頼らず、無垢材メインで建てた我が家では、全く考えもしなかったシステムであります。 😎
ネットで検索するとこれが結構快適らしい・・・。
しかし、世の中メリットがあればデメリットありで、電気代が結構かかるとの報告もあり、また初期費用も結構掛かるらしいです。
電気使用量が増加している現代の家
1970年代から年々エネルギー使用量は増えています。
特に増えているのが家電・照明部門と給湯部門・暖房部門の3分野。
快適な生活をしたいと思うのは当然のこと。
ですので、その分エネルギー消費が増えるのも当然のことです。
こういった全館空調のシステムが増えてきたのもエネルギー消費量が増えてきた要因の一つかと。
住宅に複雑なシステムは必要?
ここからが本題というか問題提起ですが、そもそも住宅に全館空調の様な複雑で高価なシステムが必要なのか?という事です。
長野県の場合、空気もキレイで騒音もそれ程気にならない土地では、暑ければ窓を開け閉めして温度調整をすればいいだけの話ではないのかと思う訳です。
今住んでいる松本市内では本当に冷房が欲しいと思う時は年数日。
極端に高気密高断熱住宅でなくても午前中はエアコンなしでも過ごせるのが長野です。(特に1階は)
こういった電化製品は設置の初期費用だけでなくメンテナンス費用が発生します。また、故障で部品在庫が無くなった場合は交換が必要になるのです。
住宅はシンプルイズベスト
結局のところ住宅に何を求めるのか?といった個人の価値観ではありますが、個人的には長野県の気候・環境であるならば住宅の空調設備に100万円とか200万円は払えない。(あくまで長野に住む場合です)
むしろ住宅設備にお金をかけるならば、キッチンに拘ったり、お風呂に拘ったり、オーディオルームを作ったり、ストーブを設置したり 😎 日々の生活や趣味が楽しくなるような設備を導入する方がいいのではと思います。(あくまで私個人の考えですよ)
また、上でも触れましたが複雑な設備やシステムという事は、それだけメンテナンス費用に掛かるリスクが増えるという事でもあります。
ですので、住宅はシンプルイズベストという結論になるのです。
エネルギーを分散させる
照明やテレビ・PCは電気が必要ですが、給湯や暖房はガス・灯油・木質(バイオマス)でも可能です。
何でも電気で行うのが現代的でスマートで最先端だとは思いません。
ストーブ屋だからといって100人(世帯)全員にストーブが最適な暖房とは考えていませんが、何でもかんでも電気を使う方向に持っていこうとする傾向には疑問があります。
リスク管理といった面でも使用するエネルギーはある程度分散させる必要があるのではと考えます。
結論
必要なのは住宅会社のすすめることを全部受け入れない事。
リスクも考え、ネットも活用し十分納得した上で家作りを楽しんでもられたらと思います。 😛 では。