前回お伝えしました安曇野市のお客様宅で、本日平成31年1月23日に”新”床暖房システムの室内温度を測定しましたのでご報告します。
これもお施主様のご厚意で実現した企画。(M様の有難うございます。)
今回は前回の新床暖房システムという名称ではなく、”新”床暖房&全館暖房システムに格上げ 😀 。
というのも、この日の最低温度は松本で-7度と結構冷え込んだ(寒かった!)にもかかわらず、この”新”床暖房&全館暖房システムの室内は快適な暖かさで温度も全室ほぼ一定温度なのです。
今回は施工業者様である木族の家様の担当者様とご一緒に測定です。
サーモグラフィーと赤外線温度計を使って測りたいところを測りまくりました。
床の表面温度は暖気吹き出し口のあるスパンでほぼ20度前後と問題なしの暖かさ。
ここは脱衣場。
ここはお台所の床。
脱衣場とお台所床は3m程度離れているので、1度程度低くなっています。(脱衣場の方が暖気吹き出し口から離れています。)
写真はありませんが、暖気吹き出し口から9~10m離れているスパンでも18度前後と好成績。
暖気吹き出し口付近の床は24.8度と十分すぎるほどの暖かさ。
素足で十分です。 😳
床下の暖気吹き出し口はストーブから1m程度手前にあります。温風の吹き出しはストーブ前面と後方(今回は後方から床下へダクト配管している)の吹き出し量の割合を変えることが出来ます。
続きましては、床下で放出された暖気の帰り口である床のガラリの温度測定です。
撮り過ぎてどこの部屋か忘れてしまいまいたが、高い部屋で20度、低い部屋(暖気吹き出し口から離れた部屋)でも16度と、一定レベルの暖気が床下から循環しているのが分かります。
ストーブ上部はかなりの広さの吹き抜けとなっています。
この広さの吹き抜けがある場合、薪ストーブやペレットストーブ以外の暖房は必ず寒いので要注意です。
吹き抜け上部の温度は23.6度と、熱は上部へ行くので1階と3度ほどの違いがあります。(1階は20度程度)
因みに煙突温度は77度。煙突からも放熱しています。
M様邸は60坪超の家をペレットストーブ1台で全館暖めていて、ここ最近のペレット使用量は1日20㎏程度、値段に換算すると1000円/日程度になるのです。(暖かい昼間の数時間のみ消すスタイル)
1日1000円!と聞くと高いと思われるかもしれませんが、使用時間・室温・暖める広さを考慮すると、エアコンやFFファンヒーターなどの暖房では真似できない金額です。
勿論、断熱性能や全体的な家の作り・間取り等にも影響されますので、快適性や暖房に力を入れている建築会社(木族の家様)とキチンとノウハウの持ったストーブ業者(当社 😳 )に依頼をしましょう。 😳
次回はシーズン終了後に実際のペレット使用量の報告をしたいと思います。
お楽しみに!