当店初となる神奈川県でのペレットストーブによる全館暖房を施工しましたのでご報告します。
場所は相模原市緑区の別荘や移住の方が多い地区。
少し歩けば宮ケ瀬ダムを望める場所で、真冬は氷点下にもなる地域です。
オーナー様は茅野市に別荘を持っていて、別荘の薪ストーブを移設できないかとご相談があったのが出会いのきっかけでした。
相模原市とはいえ、気温も低くなりお家が非常に寒いという事で、薪ストーブの設置(移設)を検討されたとの事ですが、なんせ30年前の薪ストーブという事で、どうせ費用をかけるなら最新型の暖房をという事でペレットストーブでの全館暖房を採用いただきました。
設置場所はリビングか玄関ロビーか迷ったのですが、ダクト距離の関係で玄関ロビーに設置をいただき、ストーブを中心に左右方向にダクトを配置する計画です。
となると、次の問題が煙突の出し口。
横引きで玄関から出すとなるとメンテナンスが大変になりますので、大工さんにお願いし屋根上から出すことになりました。
棟梁の佐藤勇様のお陰でチムニーカバーも完璧に収まりました。 😮
当店で推奨している屋根出しのメリットとして、排気のドラフト(上昇気流)がスムーズになるという点があります。
また、屋根から出すことで、風による燃焼の影響が最小限に抑えられ、安定した燃焼と事故をほぼ気にすることない安心が得られるのです。(これ欧州では常識です)
屋根上まで立ち上げるには二重断熱の煙突を採用しています。
二重断熱煙突の採用でシューズクローク内も煙突に接触した時の火傷に気を使う必要もありません。
今回採用いただいたストーブはPIAZZETTAのP963。
外装がマジョリカ焼きで覆われていて、非常に高級感があるストーブです。
外装だけでなく各所に使われている部品もグレードの高いものを使っており、音の静かさや高級感を求める方にはおすすめのストーブです。
今回の全館暖房の計画は玄関ロビーにストーブを配置し、1つのファンは2個室に吹き出しを設け、もう1つのファンは玄関ロビーとリビングに吹き出し口を設けました。(玄関ロビーはストーブから直接)
ストーブが暖かくなってくるとPIAZZETTAの強力な送風ファンが温風を送り始めます。(あったかいではなく熱いくらい)
平屋のため、個室2部屋の一番奥は10m以上先。
この距離でも十分暖まるとの事です。
リビングの吹き出しはソファーの後ろ側へ配置しました。
オーナー様もご満足の様子で、こちらも一安心。
30数坪の平屋の家もペレットストーブ1台で暖まるのはPIAZZETTAのストーブだから。
当店が広めてきたペレットストーブによる全館暖房ですが、ダクトの経路配置も相当ノウハウが溜まってきたので様々なケースに対応できる自信もついてきております。
寒さにお困りの方、ペレットストーブの設置をご検討してみてはいかが?(神奈川進出か?)
日本全国出張いたします。 😀
ダクト暖房を施工されたお客様のインタビュー動画
LDKと脱衣室・お風呂を暖めています。
寒い長野の家で、こんなに広い家もペレットストーブ1台で暖まります。