Q&A(導入後の巻)

【よくあるご質問 ペレットストーブ導入後編】

 



Q ストーブが着火しないのですが。

A1 ペレットタンク内のペレット量の確認をお願いします。ペレットタンク

 

写真のようにオーガー(スクリュー)が見えている状態ですと、ペレットが燃焼炉内に搬送されないので着火しません。


A2 ペレットを着火するための着火ヒーターの劣化が考えられます。

着火ヒーターは着火回数にもよりますが、2年から5年程度で交換時期を迎えます。

燃焼ポット部の着火ヒーター先端が赤くならない場合は販売店へ交換を申し出て下さい。

※着火ヒーターはどこのメーカー・機種でも概ね1万円前後で購入できます。(送料、交換費別途必要)


A3 着火時は煙突が冷えている状態です。

そのため、ドラフト(上昇気流)が働きにくくなっております。

そこに、高気密住宅で着火時にキッチンの換気扇の作動させるという条件が重なると、安全センサーが作動しエラーとなる場合があります。

煙突が十分暖まってから換気扇を作動させるか、キッチン付近の窓を数センチ開けて換気扇を作動させるようにするとエラーは発生しにくくなります。

※高気密住宅に設置をすると上記の様なトラブルが発生する傾向にあります。ですので、どうしてもトラブルを回避したいという事であれば、密閉型ペレットストーブの設置をおすすめします。


A4 着火ヒーターと着火ヒーターが入っている管の隙間に灰が溜まっていないでしょうか?

着火の原理は着火ヒーターが着火ヒーター周りの空気を暖めて、その暖かい(熱い)空気をペレットに吹き付ける事で着火します。

ですので、着火ヒーター周りに灰等が詰まっていると、温風をペレットに吹き付けることが出来ません。よって着火が出来ない可能性があります。

燃焼ポットだけでなく、着火ヒーター周りの灰の掃除も行ってみてください。

 



 

Q 寒くなってきてストーブが着火しない事が増えてきたのですが。

A 排気ファンのパラメーター設定が適切でない事が考えられます。

比較的暖かい時期しか着火しないパラメーター設定になっている可能性があります。

基本的に極寒期でも室内で使用する環境であれば、1発で着火することは可能かと思いますので、販売店へ調整を申し出て下さい。

※ストーブ設置の環境は標高や煙突長さ等様々です。当店ではご購入後1シーズンは各種パラメーターの調整が必要と考えております。

 



 

Q 着火後2~3時間するとエラーが出て止まってしまうのですが。

A1 ストーブ周りに対流を阻害する様なモノを置いてたり、ストーブの上にヤカン等を置いてたりしないでしょうか。

ヤカンを置いたりするとストーブ内部の対流が阻害されます。

そうなると、ストーブ内部の温度が上昇しペレットタンク内のペレットが過熱され、最悪火災が発生してしまいますが、それを防ぐためにエラーが出るようなシステムになっています。

一度ストーブ周りの点検をお願いします。

 


 

A2 煙突を室内立ち上げにした場合が多いのですが、煙突内の上昇気流は煙突内と煙突外の温度差で上昇気流の速さが変わってきます。

着火後2~3時間すると室温が上がり、煙突内外の温度差が縮小し煙突内の上昇気流が起きにくくなります。

そのため、安全センサーが働いてしまいエラーが発生します。

全ての機種で発生する訳ではありませんが、パラメーターの調整で是正できますので、頻発するようでしたら販売店へ申し出て下さい。


A3 ペレットが上手く搬送されていない可能性があります。

こちらのブログを確認して対処してください。

 



 

Q 着火して数十分間、煙突から白い煙が出るのですが。

A 寒い時期・寒い時間帯の着火に多くみられます。

ストーブ着火時は煙突が冷えた状態です。冷えた状態の煙突に暖かい排気が通り、煙突で急に冷やされることで白い煙(蒸気)が発生します。

よって、煙突がある程度暖まるまで続きます。

ご近所さんの手前、煙を低減したいという事でしたら二重断熱煙突で屋根上までの立ち上げをおすすめします。

 



 

Q 燃焼中に煙突先端から雫が垂れてくるのですが。

A ペレットが湿気を吸っている可能性があります。

ペレットの購入先の保管状態を確認し、保管状態が適切でない場合は交換を申し出るか、購入先を変更してください。

 



 

Q 急にガラスが煤けるようになったのですが。

A1 ペレットの購入先は変更されたでしょうか?

今まで問題無く使えていたのであれば、ペレットが湿気を吸っている可能性があります。

前Qの様に購入先の変更を検討して下さい。


A2 煙突やストーブ炉内のつまりが原因の可能性があります。

定期的なメンテナンスはされているでしょうか?

煙突内に灰・煤が溜まると上手く排気・燃焼が出来ない為にガラスが煤けやすくなります。

危険な状態ですので、使用を止めて販売店のメンテナンスを受けて下さい。

(基本的には年に1回はメンテナンスが必要になります)


A3 給気ダンパー付の機種の場合、小さいお子様が給気ダンパーをいじってしまう事があります。

一度給気ダンパーの開閉量の確認をお願いします。


A4 燃焼ポット(グレート)の給気穴は灰やクリンカ(灰が固まったモノ)で塞がれていないでしょうか?

給気穴が塞がれている状態ですと適切な燃焼ができずガラスが煤けやすくなります。

燃焼ポットは定期的な清掃をお願いします。

 



 

Q ストーブが暖まるまで時間がかかるのですが。

A ストーブを着火してからお部屋が十分に暖まるまでは火力の高い状態で焚いてください。

ペレットを節約しようと弱い火力でストーブを焚くと、かえって燃費が悪い運転になってしまいます。

 



 

Q リモコンが作動しないのですが。

A リモコンの電池は入っていますか?

電池が入っていても液漏れしている可能性がありますので、今一度確認をお願いします。

基本的にオフシーズンは電池を抜いてください。